フリーランスが法人化を考えるきっかけは、「所得増に伴う納税負担の増加」、もしくは「取引規模の拡大」ではないかと思います。しかし実際に会社設立となると、設立費用もかかりますし運転資金も個人事業とは勝手が違ってくるのではなどと悩んでしまいがちです。会社設立して法人になれば、今よりも取引先が増えるのでは?という期待感はあるものの、実際に設立してみるまでは半信半疑にもなると思います。私自身も同じように悩んだ時期がありましたが、会社設立に踏み切って実感している「利点」について紹介します。
働き方が多様化する今の時代、様々な業種でフリーランスとして仕事をしている人が多くなりました。どれだけの収入を得るかは自分次第という自由さの半面、なかなか収入が安定しないというデメリットもある中、着実に所得を伸ばしているフリーランスも大勢います。フリーランスは所得が多ければ多いほど税金も高くなりますから、所得がある程度のラインに達したら、一歩踏み出して法人化した方がメリットははるかに多くなる場合があります。
様々な節税ができる....法人化することによるメリットの中には、フリーランスでは決して得られることのできないものもあります。それは「信頼」です。フリーランスはいつ廃業してしまうか分かりませんので、取引相手から信頼を得るのは簡単ではありません。その点、法人化していれば廃業は簡単ではありませんので、取引相手は長期にわたる付き合いができると信頼してくれます。これは銀行についてもいえることで、法人化していればフリーランスよりも融資が回収できなくなるリスクは小さいと判断してくれるのです。
「信頼」の担保を得る....フリーランスは社会的信用が低い傾向にあるため、取引先に契約を結んでもらえず案件獲得に苦労することが多いです。また、社会保険を受けられなくなるので、保険料の負担額が増えたり、年金受給額が減ったりといったデメリットも生じます。さらにマイナンバーの提出機会が多いことから、個人情報流出のリスクも高まりがちです。このように何かと不安が付きまとうフリーランスですが、法人化すれば上記のような問題から開放され、安心感を得ることができます。
安心感を得られる....New!
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