フリーランスから会社設立に向けての人脈づくり

人脈が広い人は困った時に強い

どのような仕事でも、そこには必ず人の力が働いています。会社員でもフリーランスでも、仕事がある限り人とのコミュニケーションは欠かせません。人脈は人との繋がりですから、あらゆる出会いは全て人脈となりうるきっかけになります。しかし、ただ知り合いである事と人脈とは全く違います。人と何となく繋がるという事が人脈なのではなく、もう一歩踏み込んだ関係が大切になります。人脈が多い人は何か助けが必要になった時に頼れる人にすぐ手が届くので、問題が起きた時とても心強いですし、逆に困っている人を助ける事もできます。
ただし、困った時には助けてもらおうという自分本位な気持ちで人脈を広げようとすると、結局は自分の信用を失う事になってしまうでしょう。ですから、仕事のために人脈をとにかく広げようと一方的になるのではなく、他の人にとって自分はより良い人脈となれる人物だろうかという観点で考えていく事も重要です。

人脈が広がるプロセス

人脈を広げるには、自分から人と出会う機会を増やす事が必要になります。SNSが盛んな時代にあって、世界中の知らない人と出会うチャンスは格段に増えてきたので、仕事や趣味に関係する様々なコミュニティを見つけ出す事は容易になりました。ビジネスのツールとしてインターネットはもはや欠かせないものになっていますので、上手に活用して人脈作りの良いきっかけにしていきましょう。
ただし、インターネット上ではトラブルなどのリスクもあるため、慎重に見極める事も大切です。本当の意味で確固とした人脈を作っていくためには、実際に人と会うようにしたいものです。関心あるセミナーやイベントなど、人の集まる所に実際に出向いていって、積極的に人とコミュニケーションを取っていくのもひとつの方法でしょう。また、人からの紹介という形で人脈を広げていくという方法もあります。この方法のメリットは、間に入っている人が双方を知った上で紹介しているので、お互いの信用を深めやすいという点です。より良い人脈を作るためにも、人に紹介したいと思われるよう自分自身を高める努力も必要です。

名刺交換は人脈を広げる大チャンス

ビジネスシーンやセミナーなどで出会った人と名刺を交換した後、その名刺をどうしているでしょうか。名刺入れが単なるコレクション化してしまうのは非常にもったいない事です。今の時代はメールという便利なツールもあるので、もらった名刺をしまいこんでしまう前に、何らかのメッセージを送る事で社交辞令の関係で終わらせないようにするのもひとつの手法として有効です。そうすると、積極性と行動力のアピールにもなるので、頼れる存在として意識してもらえる可能性も高くなります。人脈はかけがえのない財産になります。良い人脈を作れるかどうかは、自分がどのような人であるかにかかっているといってもいいでしょう。人としての成長に終わりはありませんので、常に向上心を持って行動していくようにしたいものです。